第2回富士五湖サミットを開催。山梨県と官学連携し、日本の社会を切り拓く「ソーシャル・プラン」を学生たちが発表。

2024/05/17

第2回富士五湖サミットでは、全国1万名の学生から選抜された36名が、専門分野の垣根を超えチームを組み、
富士五湖を舞台に、日本の社会を切り拓く「ソーシャル・プラン」をコンテスト形式で競い合いました。
異なる分野を学ぶ学生たちがアイデアを出し合い、創造的なソーシャル・プランを作り上げた1か月間を通して、
学生たちは、「5つのプロフェッショナル力」と「5つの人間関係力」を身につけました。

メディアも多数取材に訪れ、21世紀アカデメイアの教育改革が注目を集めています。


山梨県との官学連携で開催


第2回富士五湖サミットは、富士五湖地域を、豊かな自然に囲まれた新たな首都圏に発展させる
プロジェクト「富士五湖自然首都圏フォーラム」の一環で開催されました。
優勝チームのプランは、山梨県と富士五湖自然首都圏フォーラムの全面的なバックアップのもと、
富士五湖地域で実現することが決まっています。

3月26日~4月22日までの準備期間、学生たちは「実現性の高いプランなのか」、
「日本や世界をより良く変えることができるプランか」など、チームで再確認しながら、
何度も何度も話し合い、アイデアをブラッシュアップさせていきました。

4月23日に開催されたソーシャル・プラン発表会には、長崎幸太郎 山梨県知事が訪れ、
田坂広志学長らとともに、審査員を務めました。
報道陣や県議会議員が見守る中、学生たちのプレゼンテーションが行われました。


優勝したソーシャル・プランは......


ソーシャル・プラン発表会では、
「富士五湖地域を新たな自然首都圏に進化させていくために『斬新なソーシャル・プラン』を考えよう」
をテーマにプレゼンテーションが行われました。

水素で動く透明なポップアップレストランや、環境保護のための地域通貨など、
斬新なソーシャル・プランが発表される中、
「自然×文学」をテーマに発表を行ったAチームが優勝しました。

SNSの普及による『無機質人間製造社会』という社会問題を解決するため、
富士五湖地域の自然をシアターに見立てた「国際自然文学シアター」で、
日本国内・海外の文学作品を演劇やショーとして上演。
若手役者や作家の登竜門となるコンテスト「Fuji New Star Contest」を実施し、
アートシティとしての発信と、若者の才能発掘を行いながら、富士五湖地域で様々な物語を紡ぐというプランを発表しました。


AIに淘汰されず、実社会で活躍するために必要な力を、
実践体験から学ぶ

第2回富士五湖サミットは、
(1)約1か月間のプレゼンテーション準備期間
(2)ソーシャル・プラン・ラボ(富士五湖地域のフィールド・ワーク)
(3)ソーシャル・プラン・ラボ(ソーシャル・プラン発表会)
(4)リフレクション・ラボ
で構成されています。

リフレクション・ラボは、1か月間の取り組みを振り返り、成長につなげるカリキュラムです。

一つの活動を終えた後、その活動を様々な視点から追体験的に振り返り、反省し、
「チーム」と「個人」の視点、「技術」と「心得」の視点から、
何が問題であったのか、何を改めれば良いのかを、深く考えることを通して、
学習効果を圧倒的に高める「振り返りと反省の技法」です。

異なる分野を学ぶ学生たちがアイデアを出し合い、創造的なソーシャル・プランを作り上げていった第2回富士五湖サミット。
この1か月間の取り組みを通して学生たちは、AIに淘汰されずに、実社会で活躍するために必要な、
「5つのプロフェッショナル力」と、「5つの人間関係力」を身につけていきました。


参加した学生の声

大阪ビジュアルアーツ・アカデミー 写真学科・写真作家コース
M.Tさん

コンテスト後のリフレクションでは気づきがたくさんありました。
振り返りで特に「課題アクセプタンス力」「自我マネジメント力」の二つに気づけたことは本当によかったです。
課題が難しくリーダーというプレッシャーに負けそうになりながらも最後までやり遂げたのは「課題アクセプタンス力」があったからだと思います。
そしてプレッシャーに負けそうになりいらいらしたりしても平静を保てたのは「自我マネジメント力」のおかげでした。
富士五湖サミットを通じてこれらの「力」に気づくことが出来たとともに、その力を伸ばすことも出来ました。
そして最後まで諦めずにやり遂げる自信もつきました。ここでの体験を今後の人生で活かしていきたいと思います。

福岡ビジネス・アカデミー 愛玩動物看護学科
S.Mさん

Cチームは中間発表時に提案が全面的に見直されるという大きな壁にぶつかりました。
この時、先生方からの厳しいフィードバックを受け入れ、計画を根本から再考することが求められました。
この経験は辛いものがありましたが、結果的にはそのフィードバックが私たちのプロジェクトを大きく前進させるきっかけとなり、より高い評価を得ることができました。
ここから学んだのは、与えられたフィードバックを素直に受け入れ、それを活かす柔軟性の重要性でした。
このサミットの経験から得た最も大切な教訓は、素直さと正直さが人との繋がりを強くし、成果につながるということでした。
今後もこれを忘れず、どんな場面でも自分の本音を大切にして行動していきたいと思います。この経験は、今後の生活や、就職に生かしていきたいです。
富士五湖サミットでの学びは、これからの人生において大きな糧となりました。これを基に、さらに成長をしていきたいです。

福岡ホスピタリティアカデミー エアライン学科
Y.Mさん

リフレクションでは、いままで気づけなかった仲間の意見に気づき言いたかったことを最後に言う場となりました。
自分がこう思っていたけれど相手は違ったことが多くあり、
初めから分かっていたらと後悔を感じたこともありました。
田坂学長のお話を聞き、「自分の中の小さなエゴ」を探し、改めて自分を知る場にもなりました。
チーム活動をする上でリフレクションはとても大切なものだと思いました。

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