クロスオーバー(異分野協働)の力で社会を変える!第2回富士五湖サミット開催

2024/05/27

4月21日からの5日間、富士五湖アカデメイアで第2回富士五湖サミットが開催され、未来を担う1万名の学生から選ばれた36名が参加しました。

富士五湖サミットは、多種多様な専門分野を学ぶ学生たちがチームを組み、互いのアイデアを出し合いながら、社会を変革する「ソーシャル・プラン」を考案するコンテスト形式のカリキュラムです。

現代社会は、自分の専門分野のスキルを活かすだけでなく、他の専門分野のエキスパートと円滑に協働できる力(クロスオーバー力)が求められる時代。
富士五湖サミットは、こうした時代のニーズに応えるべく、専門分野が違う初対面の学生たちがチームを組み、社会問題を解決するプランを創造する実践体験の場です。

AIに取って代わられない「クロスオーバー力」を磨くことで、実社会でリーダーシップを発揮し、活躍できる人材を育成する狙いがあります。


「実社会」で必要な力を知る、実践する

はじめは、専門分野の違う人々のアイデアを取りまとめる難しさや、戸惑いを感じていた学生たち。
実社会と同じように、クロスオーバーしながらプロジェクトを進めていく富士五湖サミットでの体験を通して、「異なる視点からの意見を素直に受け入れる大切さ」や、「自分の意見を主張しながら、チーム全体が納得出来る考えを導き出すためには何が必要か」などを学ぶことができました。

名古屋ホスピタリティ・アカデミー
ホテル学科・ホテルコース
T.Sさん

いざ参加してみれば全く知らない分野のプランについて考えなくてはいけなかったり、得意不得意もバラバラなメンバーとの話し合いの難しさ、迫る中間発表の期限に終わらないプレゼン資料作成といった、これまでまがりなりにも培ってきたはずのものが殆ど役に立たない状況が盛りだくさんで、私の可笑しな自信はきたる4月21日を前にしてそれはもうボキボキになりました。

大阪デザイナー・アカデミー
グラフィックデザイン学科・グラフィックデザインコース
A.Fさん

互いの持っている専門性や能力を活かすことも大切ですが、それ以上にビジネスライクであったとしても、チームメンバー同士で信頼関係を結び、協力することが大切だと実感しました。また、課題について最初にチーム内で考えを定めてから、アイデアを出すことで、しっかり進めることができると学びました。


優勝したプランは...

「富士五湖地域を新たな自然首都圏に進化させていくために『斬新なソーシャル・プラン』を考えよう」をテーマに、学生たちは独創的なアイデアを発表しました。

発表会には、長崎幸太郎 山梨県知事や山梨県議会議員も訪れ、田坂広志学長らとともに審査員を務めました。
優勝チームのプランは、山梨県と富士五湖自然首都圏フォーラムの全面的なバックアップのもと、富士五湖地域で実現することが決まっています。

水素で動く透明なポップアップレストランや、環境保護のための地域通貨など、斬新なソーシャル・プランが発表される中、「自然×文学」をテーマに、富士五湖地域の自然をシアターに見立て、日本国内・海外の文学作品を演劇やショーとして上演し、富士五湖地域をアートシティとして発展させるプランを発表したAチームが優勝しました。

惜しくも受賞を逃したチームの学生からは、「これからの人生で絶対に役立てたい、と思えるフィードバックをもらえた」、「これだけ悔しく、別れの時に涙を流した経験はこの富士五湖サミットが初めて」という声も。
富士五湖サミットに全力で取り組んだ経験が、今後の就職活動やキャリア、人生に役立つことを願っています。

「第1回富士五湖サミットはこちら」

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